養分日記

青ドンの高設定確定台を捨ててしまって。

2016/08/25

パチスロを長年打ってきて後悔した経験は何度もあります。もちろんその大半は負けたことに関する後悔なのですが、一番後悔した経験は「勝ってしまったこと」なのです。
それはもう何年も前の話になります。4号機から5号機に移行し、紆余曲折はあったものの5号機でも様々な人気機種が出始め5号機でもやっていけると思った時期のことでした。ちょうど初代青ドンが全盛期であり、特にハイエナでお世話になったものです。
初代青ドンは特にハイエナ期待値が高く、天井まで残り400から打ってもプラスが見込める台でした。天井RTはまるでARTであるかのように増え、天井でハマり続けた挙句ビッグも含めて1000枚ゲット、なんて経験もありました。もちろん設定狙いも可能ではありましたが私の中では「青ドン=ハイエナ」の方程式が出来上がっていたのです。
さて、そんなある日のこと。いつものように前日の青ドンのハマり台を狙いに近所のホールに行くと、思いもよらない出来事が待っていました。青ドンでビッグを引いたときは万が一のことを考え、常に葉月ビッグで消化していたのですがその時に……なんと、「3連ドン花火」が打ちあがってしまったのです。葉月ビッグ時の3連ドン花火は設定6以上が確定(初代青ドンは設定6の上にHという設定がありました)し、私が常に葉月ビッグで打っていたのもこのためでした。
本来であれば喜ぶべきことなのですが、私が真っ先に感じたのは戸惑いでした。青ドンのハイエナに慣れきっていた私は、設定狙いをすることが怖くすらあったのです。しかし高設定確定台を捨てるということは流石に出来ず、そのまま打ち続けました。最初こそビッグ連が続き、戸惑いが杞憂だったと喜んでいた私も次第にプチハマりの連続にコインと心を削られ、どうにか一箱ほどを確保していた夕方に遂にその時が訪れました。
せっかくのコインが飲まれてしまうことを恐れた私はついにヘタレ止めしてしまったのです。高設定でも出ないことはある、と自分に言い聞かせながら。それでも一箱は持っていたので多少のプラスにはなりましたが、それはやはり大きな間違いでした。翌日、止せばいいのに出なかったことを期待して再度店を訪れると、青ドンは高設定であることを誇るかのような前日のビッグとレギュラー回数が表示されていました。
「高設定が確定していたのに僅かなプラスを欲しがって、期待値とコインを失ってしまったこと」に対する衝撃で打ちのめされました。仮に負けたとしても最後まで打ち続けていたほうが後悔は少なかったでしょう。それ以降というもの、ちょっとやそっとのことでは止めなくなりましたが、あの時のように高設定が朝から確定しているようなことはほぼなく、かえって傷口を広げてしまったことも少なくありません。ですが、青ドンの高設定確定台をヘタレ止めしてしまったことの後悔は未だに私を縛り付けているのです。

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